ウクライナのゼレンスキー大統領は8月12日午前4時2分(日本時間)、自身のX(@ZelenskyyUa)に、ザポリージャ原子力発電所敷地内で「ロシア軍が火災を起こした」と投稿した。
同原子力発電所はウクライナの南部に位置しており、今はロシア軍が占領している。
ゼレンスキー大統領の投稿には動画も添付されており、同原子力発電所の敷地内とする場所から大量の黒煙が上がっている様子を確認することができる。
Advertisement
IAEAも「原子力発電所の北側から黒煙」
ゼレンスキー大統領はXで、「現時点で放射線レベルは基準値内だ」と発信。
しかし、ロシア軍がザポリージャ原子力発電所を支配している限り、「状況は正常ではなく、正常であるはずがない」と述べた。
さらに、ロシアはウクライナや全ヨーロッパ、世界を脅迫するためだけに同原子力発電所を利用しているとし、「私たちは世界、IAEA(国際原子力機関)の反応を待っている。ロシアはこの責任を負わなければならない」と呼びかけた。
その上で、ウクライナが同原子力発電所を管理することが安全を保証することになると主張した。
また、IAEAも8月12日午前5時7分、公式X(@iaeaorg)を更新。
IAEAの専門家らが複数の爆発音を聞いた後、ザポリージャ原子力発電所の北側から黒煙が上がっているのを目撃した、と投稿した。
原子力の安全への影響は報告されていないという。