台風5号の進路予想は?「線状降水帯」が形成されるおそれも

台風5号の接近に伴い、東北太平洋側は8月11日夜から断続的に活発な雨雲がかかる予想。局地的に雨量が増加するおそれがあり、災害の発生に厳重な警戒が必要です。
ウェザーニュース
台風5号の接近に伴い、東北太平洋側は今夜から断続的に活発な雨雲がかかる予想となっています。線状降水帯が形成されて、局地的に雨量が増加するおそれがあり、災害の発生に厳重な警戒が必要です。

三陸で特に雨量がかさむ予想

台風の外側を取り巻く活発な雨雲が今夜になると東北の太平洋側にかかり始めます。

特に台風の中心の北側は台風の進行方向と雨雲の伸びる方向が近いため、活発な雨雲が同じ所を次々に通過し、断続的に強い雨が降る見込みです。線状降水帯が形成された場合は非常に激しい雨が降って、雨量が急速に増えるおそれがあります。

岩手県を中心とした三陸は地形の影響が加わって雨雲が発達しやすく、8月1か月分に相当するような記録的な大雨になる所がある見込みです。

気象庁は「青森県、岩手県、宮城県では線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性がある」との気象情報を発表しています。線状降水帯が形成された場合には非常に激しい雨が数時間継続し、想定以上の大雨となるおそれもあります。

線状降水帯が発生しなくても雨量がかさんで大雨となることも考えられるため、線状降水帯の情報だけにとらわれることなく、避難情報等に従い適切な行動をとるようにしてください。
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