【水道水は意外と保存できる】水の買い占めは控えて。地震に備えた水道水の保存方法と期間

8月8日に気象庁が「南海トラフ地震臨時情報」を発表。地震に備え、警視庁と磐田市が水道水の保存方法と期間を紹介しています。
Cappi Thompson via Getty Images

宮崎県を中心に最大震度6を観測した地震で「南海トラフ地震臨時情報」が出されたことを受けて、影響が懸念されるエリアで飲料水の買い占めが起き、スーパーや通販サイトで水が品薄になっている。

「南海トラフ地震臨時情報」は、南海トラフ沿いで巨大地震が起こる可能性が平常時に比べて相対的に高いと評価された場合に発表される。

買い占めの動きをめぐって、水道水の保存方法に関する警視庁の過去の発表・投稿が注目を集めている。発表は2020年のもので、「水道水は常温で3日、冷蔵庫で10日程度(飲用)保存できます。また浄水器を通した水や白湯は塩素の効果が弱まるため長期保存(飲用)には不向きです」と説明。「飲用水は長期保存が可能な市販のもの、生活用水は水道水の汲み置きを利用する等、備蓄の参考にして下さい」と呼び掛けている

また静岡県磐田市も過去に、水道水の保存について調査・検証結果を発表している

ペットボトルやポリタンクに水道水を入れ、常温や冷蔵庫(約5℃)といった条件で6カ月保存。飲み水として利用する場合、空気が入らないように蓋をして保存することで、常温であれば10日、冷蔵保存であれば4~5カ月は安全に保存できるという結果となったという。

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