フランス陸上女子選手がレース直後にプロポーズ。差し出したのは指輪ではなかった

フィノ選手は「9分以内でフィニッシュできたらプロポーズしようと決めていた」という。
レース後、恋人を前に片膝をつくフランスのアリス・フィノ選手=2024年8月6日、フランス・パリ
レース後、恋人を前に片膝をつくフランスのアリス・フィノ選手=2024年8月6日、フランス・パリ
Hannah Peters via Getty Images

パリオリンピックで8月6日、陸上競技でフランス代表として出場しているアリス・フィノ選手が、レース後に恋人にプロポーズをした。

フィノ選手は女子3000メートル障害の決勝でヨーロッパ記録を更新し、4位でフィニッシュ。その直後、観客席にいる長年の恋人であるスペインのトライアスリート、ブルーノ・マルティネス・バルジェラさんのもとに行き、片膝をついて結婚のプロポーズをした。

プロポーズのためにフィノ選手が用意したのは一般的な指輪ではなく、ちょっと変わったものだった。それはなんと、オリンピックのピンバッジ。フィノ選手が直前のレースで付けていたもので、「Love is in Paris(愛はパリにあり)」というフレーズが刻まれている。

周りが盛り上がる中、2人は熱い抱擁とキスを交わした。

バルジェラさんは「イエス」とプロポーズを受諾し、フィノ選手は指輪をはめる代わりに、彼のTシャツにピンバッジをつけた。

オリンピック初出場のフィノ選手は表彰台は逃したものの、8分58秒76でフィニッシュ。

「9」が自身のラッキーナンバーだというフィノ選手は、恋人のバルジェラさんとも9年交際しているといい、「9分以内でフィニッシュできたらプロポーズしようと決めていた」と語ったとOlympic.comは報じている。

パリオリンピックでのプロポーズはフィノ選手だけではない。バドミントンの混合ダブルスで金メダルを獲得した中国の黄雅瓊は、同じく中国の男子ダブルス代表の劉雨辰にプロポーズを受けた。また、男子ハンドボールのアルゼンチン代表パブロ・シモネ選手が、女子ホッケーで同国代表のピラール・カンポイ選手にプロポーズをした。

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集・加筆しました。

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