押入れの奥に眠っている「スーツケース」はないだろうか。もしかすると、災害が発生した時、大いに役立つかもしれない。
警視庁災害対策課は2023年5月9日、災害時に役立つスーツケースの使い方をTwitter(現X)に投稿した。
「これは真似しよう!」や「こんな使い方ができるのか」と話題になっている。
空になったスーツケースに防災用品
警視庁の投稿は次のとおり。
「我が家では、旅行後、空になったスーツケースに防災用品を入れています」
「『いざ』というときにそのまま持ち出せますし、キャスターが付いているので持ち運びにも便利です。押し入れの奥に眠っている?そんなスーツケースの活用方法としていかがでしょうか?」
つまり、キャスターが付いているスーツケースに防災グッズを入れておけば、いざという時に素早く持ち出せるということだ。
ツイートは、投稿から3時間で1200を超える「いいね」がついており、「スーツケースに防災用品を入れておこう」「こういう使い道があるなら買ってもいいかも!」といった声が上がった。
また、「新婚旅行以来使ってない、大きなスーツケースが屋根裏に眠ってる……」と、存在を思い出した人もいた。
洗濯ネットもポイント
この投稿には、スーツケースに入れた防災グッズの写真が添付されており、「衛生用品」「衣類」「保存食・水」「救急セット」などが収納例として挙げられていた。
衛生用品や救急セットは、「体ふきシート」「ウェットティッシュ」「常備薬」「体温計」「モバイルバッテリー」「懐中電灯」「食品用ラップ」「レジャーシート」「スリッパ」「包帯」「風呂敷」などだ。
また、それぞれ洗濯ネットに入れておくと、出し入れがしやすくなるという。
いつ、どこで起きるかわからない災害。
自宅が壊れて住めなくなったり、電気や水道が使えなくなったりして、避難所に身を寄せる可能性も十分考えられる。
「いざ」という時のために、使っていないスーツケースに防災グッズを入れておいてみてはいかがだろうか。
(この記事は2023年5月9日の記事を再編集しています)