フランス・パリで7日に行われたフィギュアスケートのメダル授賞式で、日本の選手たちが披露したパフォーマンスに「組織力がすごい」「最高に映える」と注目が集まっています。
なぜ2年前のメダル授与式が行われた?
銀メダルが授与されたのは、2022年の北京冬季オリンピックに出場したフィギュアスケート団体の日本代表の選手たち。
同大会では当初、ロシアオリンピック委員会(ROC)が1位、アメリカが2位、日本が3位となりましたが、大会期間中にROCとして出場したカミラ・ワリエワ選手のドーピング違反が発覚。それに伴い、メダル授与式は延期されていました。
CAS=スポーツ仲裁裁判所は今年1月、ワリエワ選手について2021年12月からの4年間の資格停止処分に加え、その間のすべての大会の成績を失格とする裁定を下しました。これを受けて、国際スケート連盟(ISU)はアメリカを金メダルに、日本を銀メダルにそれぞれ繰り上げることを決めました。
「ルーブルに飾ってほしい」と話題のパフォーマンスとは?
パリ中心部にあるトロカデロ庭園の「チャンピオンズ・パーク」で行われたメダル授与式には、スケジュールが合わず出席できなかった宇野昌磨さんを除く、当時の団体メンバー7人が集まり、2年半越しに銀メダルを受け取りました。
銀メダルを授与されると、エッフェル塔を背景に、ペアの三浦璃来選手と木原龍一選手、アイスダンスの小松原美里さん、小松原尊さんが美しいポーズを披露。男子シングルの鍵山優真選手、女子シングルの坂本花織選手、樋口新葉選手が満面の笑みで写真に収まりました。
小松原尊さんは自身のX(@Timkoleto)で「ひいき目に見てるって自覚してるけれど、ルーブル(美術館)に飾りたい」との一言と共に、芸術的な一枚を公開しています。
SNS上では「構図の躍動感が半端ない」「アクスタにして販売してください」「ぜひルーブル美術館に」などさまざまな反響が上がっています。