「4つの耳」がある珍しい子猫が保護される⇒「幸運のお守り」だと職員が大感謝。いったいなぜ?

4つ耳の猫の名前は「オーディオ」。「耳の掃除に一手間かかる以外は問題ない」とのこと。
イメージ写真(記事中の猫とは関係ありません)
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Yulia Naumenko via Getty Images

アメリカ・テネシー州の動物保護施設で、4つの耳を持つ子猫が保護された。ほかの3匹のきょうだい猫と一緒に箱に入った状態で捨てられていたといい、「オーディオ」と名付けられた。

動物保護施設「トゥルー・レスキュー」は7月末にFacebookで、「とても珍しいので耳を貸してください!」として、オーディオを保護したことを報告。「珍しい遺伝子変異で、4つの耳を持って生まれてきた」と説明した。

写真をみると、通常の両耳の前には、後ろを向いた状態で小さな耳がついていることがわかる。生後8〜9週間で、体重は900グラムほどの子猫だという。

獣医の診察前の投稿ではあったが、「耳の掃除に一手間かかる以外は問題ない」との見解を示した。健康上の支障がなければ、余分な耳を切除することはないといい、新しい飼い主を募集する予定だ。

オーディオが現れたことは、トゥルー・レスキューにとっても幸運なことだった。地元テレビ局のWKRNによると、トゥルー・レスキューは、7月末に水害に襲われ、建物や物資が浸水するなどの被害にあっていた。子猫の繁殖シーズンの最中で、毎月150~200匹の譲渡が必要だというが、譲渡の計画にも遅れが出ていたという。

そこにオーディオがやってきたことで、保護施設にも注目が集まることになった。保護施設の再建や、子猫の里親探しの協力者が現れ、寄付金も集まったという。

運営責任者クリスティン・コンダイトさんはWKRNに対し、こう語った。

「非常にストレスの多い1週間でした。洪水のせいでいろいろなことが遅れてしまったので。でも、そんな時にオーディオがやって来てくれて、幸運のお守りのように感じます」

Facebookのコメント欄では「こんな子は初めて見た」「なんて可愛いの!」というコメントのほか、新たな飼い主を名乗り出る人たちも相次いでいる。

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