パリ五輪の男子100mで金メダルを獲得した米国のノア・ライルズ選手が自身の公式X(@LylesNoah)を更新。その内容に、世界中から称賛の声が集まっている。
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日本時間5日早朝に行われた男子100m決勝は、8人全員がほぼ横一線でゴールに飛び込む、史上稀に見る大接戦だった。ライルズ選手は、2位のキシェーン・トンプソン選手(ジャマイカ)を0秒005差で抑え、9秒79の自己ベストで「世界最速」の称号を手にした。
ライルズ選手はレース後、自身の公式Xで「私は喘息、アレルギー、失読症、ADD(注意欠陥障害)、不安症、うつ病を患わっています」と告白。
続けて「しかし、あなたが持っているものが、あなたが何になれるかを決めるわけではないことを伝えたい」とつづった。
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″世界最速のデュエリスト”としても話題に
この投稿に対して、世界中のファンから「素晴らしいメッセージ」「世界最速の男も、私たちと同じように人間なのだ」「あなたを誇りに思う」「もっと多くのアスリートやビジネスリーダーが、自分たちの抱える健康問題について語ってほしい」などの反響が殺到している。
ライルズ選手は、昨年のブダペスト世界選手権で100m、200m、4×100mリレーの三冠を達成。今年6月の全米五輪選考会では、スタート直前に、遊戯王のレアカードを”召喚”するパフォーマンスで話題を呼んだ。
日本のアニメ好きとして知られており、パリ五輪の決勝ゴール後には、ドラゴンボールに登場する「かめはめ波」を披露。日本時間6日未明から始まる200mにもエントリーしており、金メダル候補として注目が集まっている。