フラッシュぶんぶんゴマ⇨「直ちに使用の中止を」。国民生活センターが注意喚起、重篤なけがを負う危険性

国民生活センターが「フラッシュぶんぶんゴマ」の中止を呼びかけています。破片が目に当たると重篤なけがを負う危険性があります。

円形の回転体を回して遊ぶおもちゃ「フラッシュぶんぶんゴマ」で事故が発生し、国民生活センターが「使用を中止してください」と注意喚起している

フラッシュぶんぶんゴマとは何なのか。どんな事故が発生しているのか。

重篤なけがを負う危険性

国民生活センターによると、フラッシュぶんぶんゴマは、円形の回転体に通したひものリングを引いたり、緩めたりすることで回転させて遊ぶおもちゃ。

20代男性が飲食店でおまけとしてもらったフラッシュぶんぶんゴマを回転させたところ、数秒で破損し、破片が目に当たって負傷したという。

事故の発生を受け、同センターは2024年4月、同型品を50個購入し、実験を実施。すると、使用前に亀裂や割れが生じているものが複数確認された。

また、それらを回転させると、10回程度回転させただけで部品の一部が破断し、破片が飛散するものがあった。

大人が使用した時の回転速度についても調べたところ、最高回転時の回転体の外周速度は時速約160キロに達し、回転中に破断して破片が飛散した場合は、この速度で放出される可能性があることがわかったという。

フラッシュぶんぶんゴマの販売元は「三洋堂」(愛知県)。8月1日、同社ウェブサイトに「【重要なお知らせ】『フラッシュぶんぶんゴマ』使用中止のお願いとお詫び」を掲載し、直ちに使用を中止するよう呼びかけている。

同センターも「子どもが使用する商品である」とした上で、「破片が目に当たるなどして重篤なけがを負う危険性がある」と注意喚起している。

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