【パリ五輪】女子競泳選手に性差別な発言をしたユーロスポーツの解説者、オリンピック担当を外される

ソーシャルメディアには「性差別的な発言だ」「1930年台に後退したかのよう」などの批判が投稿されている
競泳女子4×100メートル自由形リレーで金メダルを獲得したオーストラリア代表(2024年7月27日)
競泳女子4×100メートル自由形リレーで金メダルを獲得したオーストラリア代表(2024年7月27日)
DeFodi Images via Getty Images

スポーツ専門チャンネル「ユーロスポーツ」は、女子競泳選手に対して性差別的な発言をした解説者ボブ・バラード氏をオリンピック中継の担当から外すと発表した。

問題になったのは、7月27日(現地時間)に行われた競泳女子4×100メートル自由形リレーでの発言だ。

インディペンデントによると、バラード氏は金メダルを獲得して会場を出ようとしたオーストラリア代表の選手たちに言及した際、「終えたようですね。ご存知の通り、女性というのはブラブラしたり化粧をしたりするものです」と述べた。

この発言に、一緒に解説をしていたリジー・シモンズ氏は「とても無礼です」と応じている。

シモンズ氏のコメントはソーシャルメディアで拡散し「性差別的な発言だ」「1930年代に後退したかのよう」「いつになったら学ぶんだろう。トレーニングを受けるべき」などの批判が投稿された。

ユーロスポーツは翌日、「昨夜の放送で解説者ボブ・バラード氏が不適切な発言をしたことを受け、同氏を解説から即時外すことを決定した」と発表した。

デッドラインによると、バラード氏は40年以上水泳やダイビング、水球を担当してきたベテラン解説者だ。バラード氏自身は、これまでのところ発言についてのコメントを発表していない。

ハフポストUS版の記事を翻訳しました。

注目記事