“アフロのカニ”が水中でジャンプ⇒着地後の決めポーズに「ドヤ感がすごい」

珍しいことが重なった貴重映像。

静岡県にある「幼魚水族館」が7月15日にX上で投稿した珍しい動画に注目が集まっています。

映像には、背中に海藻のようなものを背負ったカニが水槽の壁から飛び降り、見事着地を決めたと思ったら、勢いよくハサミを上げて“決めポーズ”を取る姿が収められています。

この投稿にXユーザーからは「ドヤァ…感がすごい」「カメラを意識してるな」「イエーイみたいなポーズが最高に可愛い」などの声が寄せられています。

動画に映っている生き物はカイカムリというカニの仲間で、背中に貝殻やサンゴのかけらなどを背負って暮らす習性があります。

幼魚水族館の飼育員によると、カイカムリは一般的に自身の身を覆い隠せるものであれば貝殻以外にも海綿動物(スポンジのような生き物)や人工物なども背負うということですが、「海藻類を背負う子はなかなか見ることのできない珍しい事例です」とのこと。

そんな珍しい“アフロガニ”は、今年の5月ごろから海藻を背負うようになり、6月30日に脱皮を行った際には一度海藻を手放したものの、再び背負い続けているのだそう。

また、カイカムリはカニの仲間では珍しい「前後に動くことができるカニ」のため、オブジェクトに上って正面から飛び降りる姿を見せらせるのはカイカムリならではの技だと言います。

そのうえで、「これほど人前に近付いてアピールする点は珍しい現象だ」と話しました。

「本来、幼いカイカムリは身を守るため、目立った行動はせずにじっとしていますが、赤ちゃんの頃から水槽で飼育しているためか、このカイカムリは人慣れしており、非常に活発な姿を見せてくれています」ということでした。

夏休みシーズン、珍しい幼魚を見に「幼魚水族館」を訪れてみてはいかがでしょうか?

注目記事