牛肉に部位や呼び名があるように、木材にもそれぞれ部位によって呼び名が異なることを知っていますか? 木材の呼び名についてのXの投稿が、「知らなかった!」と話題になっています。
投稿したのは、デザイン・プロデュース会社「CEMENT PRODUCE DESIGN」の代表を務める金谷勉さん(@cementblue)。
Advertisement
杉の木を部位ごとに切り、木材を中心からずらして切ったときにできる「板目(いため)」、木材の中心付近を切った際にできる直線的な木目が特徴の「柾目(まさめ)」、中心部分は「芯」などの名前が記されています。
投稿には2万もの「いいね」がつき、「部位ごとに名前があるの、知らなかった!」「『こわ』だけ平仮名だけどなんだろう?」「何かを作るときに、この部位じゃないと困るということがありますものね」「一つ知識が増えました!」など反響が寄せられました。
製造現場に足を運び、モノづくりの困難さ、縮小する日本の地場産業の実態を目の当たりにしたことから、日本各地の伝統工芸や地場産業の発展と継続を考え、産地とデザイン、使い手をつなぐ活動も進めている金谷さん。
投稿についてたずねると、「以前、京都府福知山市役所からの依頼で、『やくの木と漆の館』の丹波漆関連の仕事を進めておりました。館の中には木材の資料などを展示しており、面白いなと思い写真を投稿しました」と説明します。
Advertisement
「こわ」の部位については、「木輪(こわ)、つまり木端ということもあり、端材をさします。木の幅を縦に挽いた時に出る端材のことです。割り箸になったりするそうです」と話しました。