海水浴シーズン到来で注意したい子どもの「フロート事故」。防ぐためのポイントを紹介

国民生活センターの公式Xに投稿された情報をもとに気を付けるべきポイントを紹介します。

今年も、全国各地で続々と海開きが行われています。連日の猛暑で、家族や友人と海に出掛けようと考えている人も多いのではないでしょうか?

そんななか、国民生活センター(@kokusen_ncac)の公式Xで、子どもが使用するフロートによる事故の注意喚起が投稿されています。

投稿された動画では、風速2~4メートルの風が吹いた際、幼児のダミー人形(身長約100cm、体重約15kg)を乗せたフロートが約1分で30メートル流されたという実験結果が示されています。 

このように風による影響を特に強く受けるフロートですが、海上保安庁の報告によると、平成30年中の事故のなかにはフロートに乗った子どもが陸からの風で沖に向かって流された事例が複数見られたといいます。

そこで、国民生活センターによる情報をもとに、海でフロートを使用する際に注意したいポイントを紹介します。

① フロートに乗った子どもが一度流されてしまうと、自力で帰還することは難しいため、風の強い日はフロートの使用を控えるようにましょう。

② フロートを使用する際は、対象年齢を確認のうえ、遊泳可能な海水浴場で使用しましょう。

③ そして、フロートに乗る子どもにはライフジャケットを正しく着用させ、保護者はフロートに乗った子どもから目を離さない、手を離さないようにしましょう。

④ フロートに乗って立ったり座ったりするときは慎重にさせ、取っ手がある場合はしっかりつかまるように教えましょう。

フロートを使用する場合は、これらのことに注意して安全に海水浴を楽しんでください。