台風3号(ケーミー)の今後の進路は?非常に強い勢力で沖縄に接近の予想

台風3号(ケーミー)は今後北上する予報。進路に近いエリアでは、暴風雨や高波に警戒が必要です。早めに台風対策を行うようにしてください。
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7月22日(月)6時現在、台風3号(ケーミー)はフィリピンの東にほとんど停滞しています。だんだんと発達して、昨夜には暴風域ができました。

今後さらに発達して週中頃に非常に強い勢力で沖縄に接近する予想です。進路に近い先島諸島を中心に暴風雨や高波に警戒が必要です。早めに台風対策を行うようにしてください。

▼台風3号 7月22日(月)6時
 中心位置   フィリピンの東
 大きさ階級  //
 強さ階級   //
 移動     ほとんど停滞
 中心気圧   990 hPa
 最大風速   30 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 40 m/s
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非常に強い勢力で沖縄接近の予想

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台風3号は本州付近に張り出している太平洋高気圧の縁をまわるように北上し、24日(水)〜25日(木)頃に沖縄の先島諸島付近を通過する可能性が高くなっています。

周辺の海面水温が高く、風などの環境も発達に適しているため、このあとは勢力を急速に強める見込みです。沖縄に近づくタイミングでは非常に強い勢力まで発達することが予想されています。

沖縄では明日23日(火)から波の影響が出始め、25日(木)頃にかけては暴風や強雨で大荒れの天気となるおそれがあるため、今後の台風情報に注意するとともに、台風対策を早めに進めるようにしてください。

沖縄を通過後は大陸の沿岸のあたりを北上する可能性が高まっていて日本からは離れる見通しですが、湿った空気の影響で西日本の太平洋側などで雨が降りやすくなる見込みです。雨量が多くなる可能性も考えられるため、台風の進路から離れていても油断はできません。
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参考 世界各国の気象機関が計算した進路の数値シミュレーション結果
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参考 世界各国の気象機関が計算した進路の数値シミュレーション結果

この図の細い線1本1本は世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果をあらわします。アンサンブル予報という手法の過程で得られるもの(メンバー)で、想定される進路に幅があることをイメージするために掲載しています。

これらのメンバーを比較すると、沖縄の先島諸島方面に向かう傾向は概ね揃っているものの、沖縄通過後の進路にはまだばらつきがあることがわかります。進路だけでなく、タイミングや勢力の予測も不確実性があります。日がたつにつれて誤差は縮小する見込みですので、今後の情報にご注意ください。
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台風の暴風域に入る確率

5日先までに台風の暴風域に入る確率がが3%以上の府県予報区は以下の通りです。(気象庁)
 沖縄本島地方 18 %
 宮古島地方  40 %
 八重山地方  68 %

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風3号の名前「ケーミー(Gaemi)」は韓国が提案した名称で、あり(蟻)のことを指す韓国語(개미)からとられています。
» 関連記事「台風の名前はどうやって決める?日本など提案のアジア名140個の呼名リスト」
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