英語能力試験「TOEIC Program」を実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会は、テストの制作を担うETSがまとめたTOEICの国・地域別の平均スコア(2023年)について7月18日に発表した。
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TOEICとは、日常やビジネスシーンで活用できる「活きたコミュニケーション」に必要となる英語の力を測るテストだ。リスニングとリーディングの2セクションに分かれたテストは、10点から990点までのスコアで能力が測定される。
160カ国・地域で実施されており、企業での評価基準や学校の入学基準などにも採用されている。
2023年度は日本だけで約192万人が受験した。1979年にテストが始まって以降、計5000万人超が受験している。
平均スコアが一番高かった国は?
リスニング・リーディングのトータル平均スコアの最高はレバノンの834点だった。
2位はドイツで819点、3位はベルギーで784点とヨーロッパ勢が続いた。アジアから唯一10位以内にランクインしたのは5位のインドで、平均スコアは776点だった。
アジア勢の順位は?
アジアで見ると、インドに次いで平均スコアが高かったのは13位のフィリピンで690点だった。韓国(677点)は16位、マレーシア(647点)は19位、ミャンマー(623点)は21位、中国(571点)は31位、台湾(566点)は33位、ベトナム(556点)で36位、タイ(524点)は41位、香港(522点)は42位、モンゴル(520点)は43位、インドネシア(507点)は44位だった。
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日本は?
日本のトータル平均スコアは561点で、全体で34位という結果に。リスニングの平均スコアは309点、リーディングは同252点だった。