鼻先を結束バンドで縛られたジャーマンシェパードが峡谷で見つかる。懸賞金で犯人割り出しへ「虐待した人に責任を取ってもらう」

アメリカ・カリフォルニア州の峡谷で、鼻先を結束バンドで縛られ、口が開けられない状態で捨てられたジャーマンシェパードが見つかり、怒りの声が上がっています。

アメリカ・カリフォルニア州の峡谷で、鼻先を結束バンドで縛られ、口が開けられない状態で捨てられたジャーマンシェパードが見つかり、怒りの声が上がっている。

ロサンゼルス郡の動物保護管理局の発表や現地メディアの報道によると、7月3日夕、マリブ・キャニオンで登山者のグループが結束バンドで自由を奪われた犬を見つけた。結束バンドは鼻先のほか、首にも結ばれていた。

発見者は鼻先の結束バンドを外してあげ、保安官事務所と動物保護管理局に通報した。

保護された犬は7歳前後とみられ、リンパ腫を患っている可能性があるといい、検査結果が出るのを待っているところだ。新たにアーゴンと名付けられた。

同州に拠点を置く動物保護団体「In Defence of Animals」らは、アーゴンを虐待した人物を探し出すため、懸賞金を出すと発表した。人物の特定につながる情報提供者に5100ドル(約82万円)を払う。逮捕につながれば、追加で2500ドル(約40万円)をハリウッドのプロデューサーのMark Gurvitz氏が提供する。

同団体の広報担当者は「アーゴンは人けのない場所で苦しみながら死ぬところでした。この残虐な行為について何か情報をお持ちの方はご連絡ください。これほどまでにひどい虐待を行った人物を絶対に見つけ出し、責任を取ってもらいます」とコメントしている。

NBCロサンゼルスによると、アーゴンは優しい性格をしていて、救助した人たちに少しずつ心を許し、なでても嫌がらなかった。アーゴンはすでに新たな飼い主に引き取られたという。

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