断酒して2年を迎えるモデルで俳優のカーラ・デルヴィーニュさんが、アルコール依存症の経験や断酒後の変化を、英サンデー・タイムズ紙のインタビューで語った。
デルヴィーニュさんはおばの結婚式で付添人をした8歳の時に、すでにお酒を飲んでいたと明かしている。
「その日、酔っ払ってしまったんです。当時私は8歳で、酔うなんてとんでもない年齢でした」
デルヴィーニュさんが断酒を決断したのは2022年。きっかけはパパラッチに撮影された写真だったという。
この時、バーニングマン・フェスティバルの会場からロンドンに向かっていたデルヴィーニュさんは、途中のカリフォルニアの空港を靴下で歩く姿を撮影された。
「フェスティバルから仕事に直行したのは愚かな決断でした。1日待つべきでした。でもいつかはこうなっていたでしょう。疲れ切った顔の写真をたくさん撮影されました。でもこれは私が選んだこと。私の仕事です。だけどこの仕事をしていなかったら、依存症じゃなかったのかと思う」と振り返っている。
デルヴィーニュさんはこの後アルコール依存症者の自助グループに通い始め、回復に向けた12のステップを実践していると2023年のヴォーグ誌インタビューで明かした。
「コミュニティができて大きく変わりました。アディクション(依存症)の反対は、コネクション(つながり)です。私は12のステップでそれを見つけました」とヴォーグのインタビューに述べている。
また、2024年初めにはロサンゼルスの自宅を火災で焼失したが、断酒していたことで精神的なダメージが少なかったという。
「もしお酒をやめていなかったら、私は今でも動揺していたでしょう。とても大きな影響を受けていただろうと思います」とサンデー・タイムズ紙に語っている。
「かつて、私はドラッグやアルコールは自分を助けてくれるものだと思っていました。だけどそれは間違いでした。お酒は私を悲しく、とても落ち込んだ気分にさせていました。今、私は自分の力を取り戻したように感じていますし、他の物にコントロールされなくなりました」
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。