知ってる?エアコンの効果的な節電方法。リモコンの“ボタンひとつ”でできる。温度を下げる前に試して

風向きは上と下、どっちが正解?ダイキン工業が、エアコンの電気代を節約できる簡単な方法を紹介しています
もっと涼しくしたい...と思った時、設定温度を下げる前に試してほしい方法があります
Antonio Hugo Photo via Getty Images
もっと涼しくしたい...と思った時、設定温度を下げる前に試してほしい方法があります

気温の高い日が続き、エアコンが大活躍する季節。でも、エアコンをつけているのに効きが悪いと感じたり、もっと涼しくしたいと思ったりすることはありませんか。

そんな時、リモコンで設定温度をすぐに下げてしまう前に、ぜひ試してほしいことがあります。

大手空調メーカー「ダイキン工業」はホームページで、電気代を節約できるエアコンの使い方を紹介しています

①風量を強くする

温度は変わらなくても、風があると人の「体感温度」は下がって涼しく感じるようになります。そのため、エアコンの温度を下げる前に、まずは風量を強くしたり、扇風機を併用したりして、体に適度な風を当ててみましょう。

エアコンが消費する電気のほとんどは、「温度を下げる時」に使われます。設定温度を下げるよりも、風量を強くした方が電気の使用量を抑えることができます。

②風向きは「上向き」または「水平」に

水や空気は、温度が高いと上へ、低いと下へ行こうとする性質があります。エアコンをつけた時にも、冷たい空気は部屋の下方にたまるため温度のむらができてしまうことがあります。

温度のむらがあると、エアコンが部屋上方の熱い空気を吸い込んで「まだ冷えていない」と勘違いし、さらに部屋を冷やそうとして余計な電気を使ってしまうことも。

こうした「温度むら」をなくすために、エアコンの風向きは上向きか、水平に設定しましょう。冷たい空気が自然と下に降りていくため、むらができにくくなります。

③扇風機を使い、冷たい空気が遠くに届く工夫を

部屋の隅までエアコンの冷たい空気を届けるには、扇風機を上手に活用しましょう。

扇風機は、エアコンからくる風を背にして置き、「風を送りたい方向」に扇風機を向けるようにするのがポイントです。こうすることにより、冷たい空気をさらに遠くへ送ることができます。

扇風機との距離が近すぎると、弱い風量でも体が冷えすぎてしまうことがあるので注意しましょう。寝る時に扇風機を使う場合や、風量を「弱」にしても風の強さが気になる時は、扇風機を部屋の壁や天井に向けることをおすすめします。風が壁などから跳ね返ってくるため、直接当てる時と比べてやわらかく感じられます。

リモコン操作や扇風機の適切な配置など、無理なくできるエアコンの節電方法をぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。