2024年上半期にハフポスト日本版で反響の大きかった記事をご紹介しています。(初出:2月23日)
助けを求める時に使われる「SOS」。
辞書で調べると、「遭難信号」「緊急援助要請」「船舶用無電の、救いを求める信号」などの意味が出てくる。
でも、それぞれの文字が何を意味するのかを知っている人はなかなかいないだろう。
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それもそのはず。
SOSはそもそも、船が遭難したことを知らせるのモールス信号で、送打電しやすいパターン(モールス信号でSOSは「・・・---・・・」)であることから使われた。
日本船舶海洋工学会によると、SOSは20世紀初期から使われていたが、近年のデジタル化により、1999年には新たな遭難信号「GMDSS」に取って代わられたという。
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つまり、SOSは何かの略語ではなく、それぞれの文字に意味はない。
Save Our Ship(私たちの船を助けて)やSave Our Souls(私たちの魂を助けて)の略語だという説もあるが、これらは後付けだとされている。