これほど「自由」な交通系ICカードを、あなたは見たことがあるだろうか。
ファンタジー映画「ハリー・ポッター」の世界観をモチーフにした交通系ICカードが近く、台湾で発売される。
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その形状は、もはや「カード」ではない。
新たに登場したのは、主人公ハリー・ポッターと、ハリーが通うホグワーツ魔法魔術学校のアルバス・ダンブルドア校長の杖、そしてルビウス・ハグリッドの手作り誕生日ケーキ型の「ICカード」。ダンブルドア校長の「ニワトコの杖」は、世界最強と呼ばれている。
今回発売される2本の杖の先端は、いずれも光る仕様になっている。
シリーズ1作目で、ハグリッドはハリーの誕生日のお祝いに超個性的なケーキをプレゼントした。ICカードでは、デコレーションのスペルミス「HAPPEE BIRTHDAE HARRY」(正しくは「HAPPY BIRTHDAY HARRY」)まで、映画の通りに再現されている。
発売元のiPASSのプレスリリースによると、7月10日から予約販売を開始する。公共交通機関のほか、コンビニでの支払いなどにも利用できるという。
iPASSは、「自分だけの魔法の杖を持つことを、夢見たことがありますか?今となっては、それはもはやただの夢ではありません。映画の雰囲気たっぷりな『杖カード』を持っているだけで、通勤中にホグワーツ行きの『9と3/4番線』のプラットフォームに立つ自分を想像することができます」などと宣伝している。
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商品の詳細が発表されると、ネット上で大きな話題に。「開錠の呪文(アロホモラ)を練習しよう」「私も杖かざして通りたい」などのコメントが上がっている。
台湾では2022年にも、「美少女戦士セーラームーン」の変身アイテムをイメージした交通系ICカードが発売され、話題を呼んだ。