サメに襲われ、ふくらはぎを食いちぎられビーチが騒然。「大きな魚かと思い蹴った」救助中も近くで円を描く2匹のサメ

目撃した人は米メディアの取材に「ビーチのパトロール員が女性を海中から引き上げたところを見たが、ふくらはぎがなくなっていて、ズタズタになっていた」と話しています。

アメリカでサメによる被害が相次いでいる。

テキサス州にあるビーチが広がるサウス・パドレ・アイランドで7月4日、3人がサメに襲われた。フロリダ州でもこの日、1人がサメの被害に遭った。

NBCニュースによると、午前11時ごろ、警察に「サメに足を噛まれて大変なことになっている」と通報があった。目撃した人は取材に「ビーチのパトロール員が女性を海中から引き上げたところを見たが、ふくらはぎがなくなっていて、ズタズタになっていた」と話している。

サメはその間も近くにとどまり、円を描くように泳いでいたという。

左足のふくらはぎを失うほどの重傷を負ったタバサ・サリバントさんは、独立記念日の祝日に夫と子どもとビーチを訪れ、泳ぎを楽しんでいた

サリバントさんは治療を受けている病院でCBSニュースの取材に応じ、サメに襲われた時の様子について語った。

「水中に灰色をした何かが見えました。私たちに近づいてくるので、巨大な魚と思って蹴ったんです。たぶんその時、足に噛み付かれたんだと思います」と振り返った。

サリバントさんは助けを求めて叫び、ビーチに引き上げられてもショックのあまり、呆然とするばかりだったという。

一家の代理人が立ち上げた募金サイトに、サリバントさんがけがの状況についてつづっているとアラバマ州のテレビ局WAFFが伝えている。ふくらはぎを食いちぎられてしまったものの、足先を動かすことができるという。しかし、治ったとしても完全に元の動きを取り戻せることは望めないとしている。

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