モバイルバッテリーが燃えるとこんな感じになりますーー。「ゴミ清掃芸人」として知られるお笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一さんが7月3日、自身のX(@takizawa0914)でこのように発信しました。
リチウムイオン電池が使われたモバイルバッテリーは、変形や圧縮によって発煙・発火を起こす可能性があり、都内でも清掃車やリサイクル工場での事故が相次いで報告されています。
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「よく可燃ごみの中から出てくる」
滝沢さんはXに、「モバイルバッテリーや携帯扇風機、ワイヤレスイヤホン等には、リチウムイオン電池が使われています。圧力が加わるとこれらは燃えます」と投稿。
発火して黒ずんだとみられるモバイルバッテリーの写真を添付し、「よく可燃ごみの中から出てきますが、危険なので指示に従ってください」と呼びかけました。
東京都も「混ぜて捨てないで!リチウムイオン電池!」とウェブサイトで発信しており、「リチウムイオン電池は紙やプラスチックなど燃えやすいごみと一緒にすると出火のおそれがあります。絶対に混ぜないでください!」と強く注意喚起をしていました。
実際、リチウムイオン電池が原因の火災は2022年、清掃車やリサイクル施設などで34件あり、街中で清掃車が燃えた危険なケースもあったといいます。
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都は「ごみ収集車で圧縮しながら回収したり、施設で破砕処理したりした際に発火し、大きな火災を招くことがあります」とし、きちんと分別されていれば安全に回収・処理ができると発信していました。
なお、処分の方法は自治体によって様々ですが、モバイルバッテリーなどは販売店に設置されたリサイクルボックスなどで回収されています。