テイラー・スウィフトがツアー先のフードバンクに寄付。その規模がハンパなかった

ある団体は、「実質的に、スウィフトさんが私たち団体が必要な今後12カ月分の食費を支払ってくれたと言っても過言ではありません」と述べた。
テイラー・スウィフト=2024年6月23日、イギリス・ロンドン
Gareth Cattermole/TAS24 via Getty Images
テイラー・スウィフト=2024年6月23日、イギリス・ロンドン

米人気歌手のテイラー・スウィフトさんが、イギリスでのツアー日程を終えた。しかし話題になったのは彼女のパフォーマンスだけではなかったーー。

スウィフトさんは、イギリスのエジンバラ、リバプール、カーディフ、ロンドンで「Erasツアー」の公演を行った。その道中、それぞれの都市で、必要としている人に食料を無償で届ける「フードバンク」に寄付を行ったという。

スウィフトさんの寄付は、カーディフのフードバンクにとって過去最大だったといい、同団体は新たなことに挑戦するための「余裕」ができたと語っている。

同団体代表のレイチェル・ビッグさんは「緊急食料を補うための食料品や必要品をいっぱいに詰めたトラックを購入する予定です」英ガーディアン紙に語った。

同団体によると、スウィフトさんの寄付により、重量にして1200人に1日3食、3日分(または1万800食)相当の食事を提供できるという。

リバプールのフードバンクは、スウィフトさんの寄付により今後12カ月を乗り切ることができるだろうと述べた。

「信じられないようなプレゼントです。物価の上昇、需要の高まり、寄付の減少により、長い間、自分たちで食料品を補充しなければならない状況が続いていました」と同団体のCEOリッチ・ジョーンズさんは語り、こう続けた。

「実質的に、スウィフトさんが私たち団体が必要な今後12カ月分の食費を支払ってくれたと言っても過言ではありません」

スウィフトさんはこれまで長年にわたり、様々な活動に寄付を行ってきた。

2015年には癌を患ったファンに3万2000ポンド(約650万円)を寄付し、2012年には脳腫瘍と闘い亡くなった少年を追悼して制作した楽曲「Ronan」を発表、その楽曲の収益をがん患者支援の慈善団体に寄付した。

2019年には、LGBTQ支援団体「Tennesee Equality Project(TPE)」に8万6000ポンド(約1750万円)を寄付。新型コロナ感染拡大中には、経済的に困窮していた家庭を支援した。

ハフポストUK版の記事を翻訳・編集しました。