【解説】「シミュレーション」の意味や言い換えは?ビジネスシーンにも役立つカタカナ・外来語の取説

意味を知っているようで上手く説明できない外来語、今回は「シミュレーション」を詳しく解説していきます。

私たちが日々使っている外来語やカタカナ語。すっかり定着した言葉もあれば、実はよく分からずに使っているという単語もあるでしょう。

外来語を他の言葉で言い換えたいときは、国立国語研究所の「外来語言い換え提案」が参考になります。

「外来語言い換え提案」は、公共の場などで使われる少し分かりにくい外来語について、言葉遣いを工夫して分かりやすい言い換えを提案するもの。国立国語研究所の外来語委員会が2003〜2006年、計4回発表し、一覧にまとめました。

20年前の提案なので、一覧の中には、現在は定着している外来語もあるかもしれません。

今回は、「シミュレーション」。この言葉の意味や、「日本語」で言い換えたら何というか知っていますか?

それでは見ていきましょう。

シミュレーション
Huffpost Japan
シミュレーション

♢言い換え語
模擬実験

♢用例
洪水災害は昨年9月の東海豪雨と庄内川のはんらんを想定したシミュレーションをもとに算出される最大被害を基準にすることを決めた。

♢意味説明
計算や模擬装置などにより、起こり得る状況を様々に想定して行う実験


手引きとして、指し示す内容が実験とは言いにくい場合には、「模擬行動」「模擬訓練」など、「模擬〇〇」「想定〇〇」の「〇〇」の部分を工夫するなどして言い換えると良いそうです。