転職サイトなどを運営するエン・ジャパンは6月27日、「30代のうちにやっておいてよかったこと、やっておけばよかったこと」についてのアンケート結果を公表しました。
同社が運営する『ミドルの転職』を利用している35歳以上のユーザー1580人が回答。
40代以上の人に、30代のうちにやらずに後悔したことはあるか聞くと、「ある」と回答した人は84%もいました。
一体何に後悔しているのでしょうか?トップ5をご紹介します。
30代のうちにやらずに後悔したことトップ5
まずは5位から3位をご紹介します。
5位:マネジメント(17%)
4位:転職(18%)
3位:海外での勤務(20%)
「転職」と回答したコメントを見てみると、「年齢的にマネジメントが求められるが、経験が浅い点がネックになっている」(40代)、「自身の技術を、他社に評価してもらえるチャンスだったのではと振り返る」(50代)など、転職経験がキャリアに影響する可能性があることがうかがえます。
続く2位は「資格取得」(45%)でした。「資格がものをいう業界では、若くて頭が柔らかいうちに難関資格に挑戦すべき」(40代)といったようなコメントが寄せられていました。
また、「留学していた友人がCPAを取得し、その後ずっと高い報酬をもらい続けていたため」(50代)といったコメントも寄せられていました。30代のうちにキャリアや給料を考えて資格取得を考えてみてもいいかもしれません。
そして1位は「語学力習得」で、全体で49%の人が後悔しているという結果となりました。回答者からは、「40代から語学の勉強をしたが、歳をとってしまったため海外赴任が叶わなかった」(50代)といった体験談も寄せられていました。
また、「語学力を習得しているだけで、転職時の報酬基準がアップする傾向がある」(50代)といったコメントも寄せられています。語学力を身に付けることでキャリアの幅が広がるだけでなく、給料などにも影響しそうです。
やっておいてよかったことは?
30代のうちにやっておいてよかったことを聞くと、トップ3は「マネジメント」(36%)、「資格取得」(26%)、「転職」(22%)でした。
マネジメントと回答した人からは、「部下の育成や転職後のポジションに有利に働いた」(40代)、「30代でマネジメントを経験した事で、自身の課題に早めに気づけた」(50代)などの声が寄せられていました。