キャッシュレスの時代に欠かせない、クレジットカード。選べないほどたくさんの種類があり、何枚も持っている人も少なくないと思います。
資産アドバイザーのコンサルティング事業などを手がけるアドバイザーナビは6月24日、308人を対象に実施したクレジットカードに関するアンケート結果を公表しました。
どんな基準でクレジットカードを選んでいる人が多いのでしょうか?
選ぶポイント、一番多いのは○○
クレジットカードを選ぶポイントを尋ねた質問で最も多かったのは、「入会費・年会費がかからないこと」という回答で87.3%でした。
次いで、「ポイントやマイルが貯まりやすいこと」が70.5%、「セキュリティが安心できること」が53.2%、「基本還元率が高いこと」が40.3%と上位の回答となりました。
カードのデザインやステータスなどを挙げた人は少なく、入会費や年会費などのコストや安全性、ポイント・マイルの還元率の高さなどが重視されているようです。
4枚以上もつ人は少数派
クレジットカードの保有枚数で最も多かったのは「1枚」で33.4%。次いで、「2枚」が29.5%、「3枚」が21.4%でした。4枚以上持つ人は少数派で、半数以上の人たちの保有枚数は1〜2枚であることがわかりました。
利用しているカードは?
持っているクレジットカードのブランドで圧倒的に多かったのは楽天カードで、67.5%が保有していました。
この結果について、アドバイザーナビは「楽天市場でのポイント還元率が高いことから日常の買い物でのメリットが大きいため、人気があると考えられる」としています。
楽天カードに続いたのは、イオンカード(24.4%)、三井住友カード(13.0%)です。イオンカードの人気の理由は永年無料の年会費だと見られています。他にも、Amazonでの買い物でポイントが貯まりやすいAmazon Mastercard(5.8%)や、NTTドコモのユーザーにとって特典が豊富なdカード(5.5%)などもあり、アドバイザーナビは「自身のライフスタイルや購買行動に合ったカードを選ぶ傾向が強いと言える」としています。
少額で利用する人が多い
「毎月どのくらいクレジットカードを使っていますか?」という質問の回答では、「1万円以上5万円未満」が40.6%と最多を占めました。
また「5万円以上10万円未満」が26.6%、「1万円未満」が14.9%と続き、少額利用者が多い結果となりました。
10万円以上の高額利用者も一定数いたものの、アドバイザーナビは少額利用者が多いという結果を、「日常生活の利便性を求めてクレジットカードを利用する傾向が強いようだ」と分析しています。