手塚治虫さんの医療漫画 「ブラック・ジャック」が24年ぶりにドラマ化され、6月30日の夜9時からテレビ朝日系列で放送される。
主演を務める高橋一生さんのほか、注目を集めているのが「ピノコ」役の子役、永尾柚乃(ながお・ゆの)さんだ。
2023年放送のドラマ「ブラッシュアップライフ」で安藤サクラさん演じる主人公の子ども時代を演じブレイクした永尾さん。プロフィールや経歴、代表作など、知っておきたい情報をまとめた。
「ブラッシュアップライフ」では「中身は33歳」の秀逸な演技が話題に
永尾柚乃さんは、2016年10月15日生まれの7歳。
1歳半の頃にWOWOWのドラマ「コールドケース2」で、三浦友和さん演じる役の孫役でデビュー。「小さい頃の思い出になれば」という母親の思いがきっかけだったが、3歳頃から永尾さん自身も俳優業に興味を持ったという。
「明治プロビオヨーグルトR-1」などのCMにも多数出演してきた永尾さんが、大きな注目を集めたのは、バカリズムさんが脚本を務めたドラマ「ブラッシュアップライフ」。安藤サクラさん演じる主人公・麻美の幼少期「チビ麻美」を演じた。
人生をゼロからやり直すタイムリープを繰り返す本作で、永尾さんは、「中身は33歳」の麻美の子ども時代を演じ、その秀逸な演技が大好評だった。「ブラッシュアップライフ」はNetflixやHuluで配信中だ。
▽話題になった、保育園時代の麻美が「先生の不倫を阻止する」シーン
そのほか、映画「ゴールデンカムイ」ではオソマ役を務めるなど、大作への出演が続いている。
「ブラック・ジャック」で演じたのは、中身は18歳のピノコ
ドラマ「ブラック・ジャック」で永尾さんが演じるピノコは、天才的な腕を持ち、困難な手術を成功させる外科医ブラック・ジャックの「最高の助手」。双子の姉の体の中で18年間生き続けたが、ブラック・ジャックによって摘出され、自分の体を得たというキャラクターだ。
手塚治虫公式サイトによると、永尾さんは「ブラック・ジャック」が家族で大好きな作品だったといい、出演オファーに大喜びだったそう。幼い見た目ながら、中身は18歳の少女であるピノコについては「18歳の心を入れて『ピノコだったらこうするだろうな。こういう言い方だろうな』と思いながら演じ」たという。
共演した高橋一生さんとの撮影時のエピソードについては、「高橋さんも妖怪が好きなので、妖怪の本も貸してくれて、妖怪のことをいろいろと教えてくれました。いつも、どんな時でも優しくて面白くて、すごく楽しかったです」とコメントしている。