思わず二度見しちゃう「非常口マーク」⇒その表現方法に「発想が面白い」と話題

東京藝大出身の松枝悠希さんの才能が爆発した作品です。

思わず二度見してしまう「非常口マーク」の写真が6月14日、Xに投稿され話題になっています。

写真を投稿したのは、松枝悠希(@matsueda_yuki)さん。「やっと成功」というコメントとともに、見慣れた非常口の誘導灯から「あの人」が飛び出した立体作品「飛び出す非常口」を投稿しました。

この投稿は19万回以上「いいね!」され、大きな反響を呼びました。

ハフポスト日本版は、松枝さんに詳しく話を聞きました。

実家が印刷業を営んでいたことから、平面表現とは切っても切れない環境だったという松枝さん。しかし、学生時代は立体造形作品を中心に制作していたといいます。

オリジナリティを求め日々制作するなか、樹脂の板を熱で加工する方法で大型作品を作っていた際、偶然今の作品づくりのヒントになる手法を見つけたそう。

その後、「飛び出す作品」として実験的に制作したのがトランプ。カードからマークが飛び出しています。

また、今回の「飛び出す非常口」のアイデアについて、過去に参加したグループ展のテーマが「in the dark」で、薄暗い展示空間で目に入った非常口の誘導灯を見た際「あ、緑色の人が平面の世界に閉じ込められている、脱出させなきゃ」と感じたことがきっかけだといいます。

松枝さんの投稿には「夢の中で走ってる時みたい」「2次元から3次元への壁はやはり厚いか...🥹」「逃げれそうで逃げれてない(笑)」「発想が面白いですね✨」といった声が寄せられました。

松枝さんは、そうした反響に対して「多くの方に見てもらえて、知ってもらえてとても嬉しく思います。今後も展示や個展などを行なっていくので、機会があったら是非本物を見にきてほしいです」と話します。 

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