雨によって濡れた路面。2台の車が一回転してーー。高速道路で発生したスリップ事故の映像を、NEXCO中日本東京支社(@c_nexco_tokyo)がXで公開した。
高速道路での事故がいかに恐ろしいか伝わってくる映像に、「目の前でこんな横転したらビビる」といった声が寄せられていた。
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隊員も思わず「マジかよ!びびった」
水しぶきをあげながら高速道路を走行する車。後方で1台の車がスリップし、近くを走行中の別の車に衝突した。
その後、2台の車は回転しながら壁に衝突し、1台が横転。近くにいた高速道路のパトロール隊員も、「マジかよ!びびった」と思わず声を上げた。
これは、「中日本ハイウェイ・パトロール東京」が遭遇した「雨によるスリップ事故」の映像だ。
NEXCO中日本東京が6月15日、グループ会社の同社から提供を受けてXで発信し、「速度の出し過ぎに注意するとともに、安全な車間距離を保ち、いつも以上に慎重な運転をお願いします」と呼びかけた。
雨で路面が濡れていると、「ハイドロプレーニング現象」が起きる恐れがある。
水溜りなどを走った際、滑ってブレーキやハンドが効かなくなる現象で、特にスピードを出す道路で起きやすい。
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同現象を発生させないためには、次の対策が必要だ。
①速度を抑えて走行する
②水溜まりを避けて走る
③タイヤの空気圧を規定値にする
④タイヤの溝が十分にある状態で走行する
⑤ヒビが入るなど古く劣化したタイヤを使わない
これから梅雨の時期になる。雨の日は速度を抑え、安全運転を心がけたい。