東京都の小池百合子知事は6月12日、任期満了に伴う都知事選(20日告示、7月7日投開票)に、3選を目指して立候補すると表明した。
出馬表明で、何を述べたのか。小池知事の都議会本会議での発言を紹介する。
全文は以下の通り。
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定例議会の閉会に際しまして、議長のお許しを得て、ひと言申し上げます。
東京都知事を務めまして2期8年。世界の動きを止めた新型コロナウイルスとの闘い、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催など、歴史に残る数々の都政に、文字通り全身全霊をかけて取り組み続けた日々でございました。
志を同じくする仲間に恵まれ、都議会の皆様のご理解、ご協力を賜りながら都庁職員とともに駆け抜けたこの8年。さまざまな分野で東京に確実な変化をもたらしております。
激動の時代にありまして、広い世界の中でこの我が国の現在地を俯瞰をいたしますと、少子高齢化、人口減少、自然災害、世界的に大きく後れを取る女性活躍やデジタル化など、総力を挙げて取り組むべき課題がいまだ山積をいたしております。
だからこそ、さまざまな課題が顕在化、そして先鋭化するこの東京都政におきまして先駆的な政策を行ってまいりました。
所得制限を設けない「018サポート」など一連のチルドレンファーストの子育て施策はこれまでのあり方に一石を投じ、国をも動かしております。
100年先も全ての人が輝く、明るい東京の未来を作ることを大義といたしまして、都民の皆様の共感を得て、確かな道筋を紡いできた東京大改革。大胆な構造改革を成し遂げてこそ達することのできる持続可能な社会の力強い歩みを今ここで止めてはなりません。
都民が第一、都民のため、もっと東京を良くしてまいりたい。この私の思いに共鳴する多くの方々からの要請も踏まえまして、もっとバージョンアップさせた東京大改革3.0を進めていく。その覚悟をもって、7月の東京都知事選挙への出馬を決意いたしました。
これからも都民のために、都民とともに、もっともっと都政の発展へと全力を尽くしてまいります。
改めて、これまでの都民の皆様、そして都民の代表であられる都議会の皆様のご理解、ご協力を賜りましたことに改めて御礼を申し上げます。誠にありがとうございました。