「あの男は速すぎる」ーー。ヤンキースのスターであるアーロン・ジャッジ選手が、ドジャースの大谷翔平選手の「足」に脱帽する場面があった。
ハフポスト日本版が独自に選ぶ「MLB注目ワンプレー」の一つして紹介する。
100%アウトにするつもりだった
ジャッジ選手は6月9日(現地時間)、本拠地のヤンキー・スタジアム(ニューヨーク)で行われたドジャース戦に3番ライトで出場。話題になったのは、ヤンキース2点リードで迎えた8回1死3塁の場面だった。
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ライトの守備位置にいたジャッジ選手のもとに浅いフライが飛んできた。3塁ランナーは大谷選手。タッチアップを狙う構えだ。
ジャッジ選手はほとんど定位置で捕球し、すかさず本塁へ送球した。今季最速の93.4マイル(約150キロ)のレーザービーム。本塁でタッチアウトか。しかしそこは足の速さも自慢の大谷選手。滑り込み、間一髪でホームインした。
ジャッジ選手は試合後、この場面について記者から聞かれ、にやけながら「あの男は速すぎる。だから良い送球をしないといけないとわかっていたけど……」「95、96マイルくらい投げられたらチャンスはあったかも。とにかく彼はスピードスターだ」と答えた。
また、「投げる前は50%の確率でタッチアウトにできると思ったか」と追加で尋ねられると、「いや100%だよ。アウトにするつもりだった。次の対戦ではアウトにしたい」と語った。
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今シーズン、メジャー単独トップの25本塁打を放っているジャッジ選手。ヤンキースの試合も毎回楽しみです。(相)