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「ボーナスが少ない」ことを転職の理由に挙げる人は2人に1人ーー。
就職情報を扱うマイナビが「2024年夏ボーナスと転職」について調査し、6月6日に発表した。
調査の対象は、今春に転職活動を行なった人と今後3カ月に活動を予定している20〜50代の正社員1342人。5月1〜7日にインターネットで調査した。
賞与への不満が転職したいと感じる大きな動機になっている人ようだ。
「賞与が少ない」ことが転職につながったか尋ねたところ、全体の20.1%が「一番大きな理由だった」と答えた。「一番ではないが理由だった」と答えた人と合わせると、49.2%が賞与に満足しておらず、転職の後押しになっていることがわかった。
「一番大きな転職理由だった」と答えた人を年代ごとに見ると、20代(35.2%)、30代(21.8%)、40代(18.5%)、50代(12.5%)と年代が若いほど割合が大きい結果となった。
夏のボーナス、理想との差は40万円超
ボーナスについて今夏の予想額を尋ねたところ、全体平均は51.8万円となった。回答者が自分の仕事に見合うと考える理想のボーナスは平均94.8万円となっており、現実は43万円も少ない。
現実と理想の開きを役職別に見ると、部長クラスが123万円で最大だった。課長クラスが36万円、役職についていない人が34万円、係長・主任・職長クラスが30万円という結果になった。
6割超が「今夏のボーナスに賃上げ機運感じない」
長引く円安もあって物価高が生活の負担になっている人は少なくない。岸田政権は「物価高を上回る所得の増加に向け、政策を総動員する」とするが、物価の影響を考慮した「実質賃金」は直近の公表分である2024年4月まで25カ月連続でマイナスとなっている。
今夏のボーナスを通して賃上げの機運を感じているかという質問には、「そう思わない」「あまりそう思わない」と答えた人が62.2%に上った。