スマートフォンの毎月の通信費を安くできるとして注目されている「格安SIM」。どのサービスが人気なのでしょうか。
生活インフラサービスのウェブマーケティングなどを行うセレクトラ・ジャパン(東京都渋谷区)は、無作為に選択した1000人の中から、「2年以内に大手キャリアから格安SIMに乗り換えた」と答えた100人を対象に「格安SIM」に関するアンケートを実施。その結果を6月6日に発表しました。
人気の格安SIMランキング
現在、利用している格安SIMを尋ねたところ、結果は以下の通りとなりました。
7位 LINEMO(5%)
6位 日本通信SIM(6%)
5位 ahamo(8%)
4位 povo(9%)
3位 楽天モバイル(18%)
2位 UQモバイル(23%)
1位 ワイモバイル(26%)
全体の70%近くを占めたトップの3社の共通点は、実店舗があり、店頭でのサポートを受けられる点だといいます。店頭で手続きできることで不安が解消され、また知名度も高いため、根強い人気がうかがえます。
格安SIMの満足度は?
格安SIMの満足度について尋ねたところ、53%の人が「満足」、43%の人が「やや満足」と回答しました。
満足している理由としては、「毎月の料金が安く使い勝手も問題なし」「料金が半分以下になった」などが挙げられました。
一方、不満と回答した理由としては、「支払額が安くなったが電波がちょっと不安」「料金が安くなったが通信速度が遅いと感じた」などの声が寄せられました。
次に、「大手キャリアから格安SIMに乗り換える前に不安はありましたか」と質問すると、36%が「不安があった」と答えました。
「不安があった」と回答した人に複数回答可で理由を尋ねると、「電波・通信速度が不安定になる」が61%と最も多く、「乗り換え手続き」が56%と続きました。
さらに、「今後、他の格安SIMへの乗り換えを検討していますか」と尋ねると、93%の人が「検討していない」と回答し、「検討している」と答えた7%の中でも、「大手キャリアに戻りたい」と答えたのは1人のみでした。