ロックスターは常にファンに囲まれ、さぞかし派手なセックスライフを送っているのだろう...。
映画などの描写を見るとそう思いがちだが、全てのスターがそうであるわけではなさそうだ。
米ロックスターのレニー・クラヴィッツさんは、結婚する前のセックスはしないと決めていること、そしてこの9年間は真剣な恋愛をしていないことを英ガーディアン紙のインタビューで明かした。
短期的で肉体的だけのつながりを求めなくなった理由について、クラヴィッツさんは「スピリチュアルなもの」と語った。
俳優のリサ・ボネットさんと1987年から1993年まで結婚していたクラヴィッツさん。この10年ほどは恋愛からも遠ざかっているようで、ひとりでいることに心地良さを感じるようになったと言い、「自分の生き方、やり方が定まってきた」と述べた。
インタビューでクラヴィッツさんは、父親の浮気が自身の女性関係の見方にどう影響したかも語った。
父親が他の女性と電話で話しているのを聞いたというクラヴィッツさん。父親にそれについて言及すると、「お前も同じことをするようになる」と言われたという。
クラヴィッツさんは「父親は正しかった」と続け、「結婚後、私は父親に似てきた。遊び人になりつつあった」と述べた。そして「イヤだった。私はあんな男になりたくなかったんだ。だから変わろうとしたけど、何年もかかったよ」と同紙に語った。
変化の鍵は「禁欲」にあったようで、クラヴィッツさんは「責任を持つこと、規律を守ること、自分の欲望に支配されないこと」に徹することで変化を成し遂げたという。
クラヴィッツさんが最初に禁欲について明かしたのは2008年、男性誌「Maxim」のインタビューだった。
当時クラヴィッツさんは、最後に誰かと親密な関係になってから3年が経っていると述べ、再び結婚するまでセックスを自制すると決意したと語っていた。
「今の私の人生には、女性は身体だけでなく、心や精神など他の『何か』を持っていることが重要なんだ」
しかし3年後、Detail誌に当時の「決意」について問われると、クラヴィッツさんは「大袈裟に書かれた」と語った。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。