【台風1号(イーウィニャ)】進路予想は?東京など関東に近づく可能性も

強い勢力の台風1号は今後も北東方向に進む予測。東京など関東は、28日夜遅くが雨のピークとなる予想のため、できるだけ早めの帰宅をおすすめします
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強い勢力の台風1号(イーウィニャ)は今日5月28日(火)6時現在、フィリピンの東を北北東に進んでいます。今後も北東方向に進み、明日29日(水)頃に沖縄県の南大東島に最も近づく見込みです。また、31日(金)頃には関東の南の海上を通過する予想となっています。

▼台風1号 5月28日(火)6時
 中心位置   フィリピンの東
 大きさ階級  //
 強さ階級   強い
 移動     北北東 15 km/h
 中心気圧   985 hPa
 最大風速   35 m/s (中心付近)
 最大瞬間風速 50 m/s

関東に近づく可能性も

南大東島付近を通過した後は勢力を弱めながら北東に進む予想です。31日(金)には伊豆諸島付近を通過する見込みで、北寄りの進路を進んだ場合は関東のかなり近くを進む可能性があります。

台風の北側に広がる雨雲が東海や関東、東北地方にかかり、台風に吹き込む北東からの風が強く吹くなど影響が出ることが考えられますので、今後の進路に注意をしてください。
24時間予想積算雨量
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24時間予想積算雨量

台風の周辺にある湿った空気が日本列島付近の前線に向かって流れ込むことで、今日28日(火)は前線の活動が活発になる見込みです。

西日本や東日本は太平洋側を中心に雨が強まります。局地的には1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨の降るおそれもあり、道路冠水や河川・用水路の増水に警戒が必要です。大気の状態が不安定になるため、雷や突風にも注意してください。

強い雨の範囲は時間とともに東へ移っていくとみられ、関東は今夜遅くが雨のピークとなる予想です。雨のピークよりも前に風が強まるので、今日はできるだけ早めの帰宅をおすすめします。

明日朝までに予想される降水量は、西日本や東日本の広範囲で100mmを上回る予想です。特に、南からの湿った空気が山にぶつかるなどして雨雲が発達しやすい四国や近畿、東海の山沿いでは、総雨量が200mmを超えるおそれがあります。

気象庁からも九州南部や四国、東海地方では、線状降水帯が発生して大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があると情報が発表されています。

今回は台風が遠くにある段階で大雨となります。まだ台風が近づかないからといって油断せず、雨への備えを行うようにしてください。

台風の名前

台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。

台風1号の名前「イーウィニャ(Ewiniar)」はミクロネシアが提案した名称で、嵐の神という意味のチューク諸島の伝統的な言葉からとられています。

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