仕事で理不尽な目にあっていると感じている人は少なくないようです。
仕事で理不尽さを感じることがあるか─という質問に対し、83.2%の人が「よくある」「たまにある」と回答しました。
どういう時に理不尽さを感じているのでしょうか。
理不尽さを感じる時は「評価が不公平」が1位
「仕事で理不尽さを感じたことが全くない」と回答した人を除く453人に「どんなときに理不尽さを感じるか」を聞いたところ、1位は「評価が不公平」の75人。
「生産性が高くても、(生産性が)低い人と同じ給料であること」「他の人よりスキルがあるけど、年功序列のため昇進できなくてもどかしい」「昇進が公平でない場合に理不尽さを感じる」などの声が上がったといい、同社は「『自分の頑張りや成果が、給料や地位に反映されていない』と不満をもつ人が多くなっています」と分析。特に「自分より仕事ができないと思われる人」が上司から高い評価を得ていたり、順調に昇進したりしているといった時に、不満は大きくなりやすいと推測しています。
2位は「自分は悪くないのに怒られる」で64人。「他人がやったことなのに怒られる」「自分に非がないにも関わらず、責任を押しつけられことがある」など、他の人のミスを押し付けられることが理不尽さを感じる理由となっています。
3位は「仕事量に偏りがある」の44人。「ほぼ毎日、理不尽な仕事の配分に嫌気がさす」「『まじめな人だけが損をする』と感じる」などと人によって業務量が違うことに理不尽さを感じている人も多いようです。
4位以下は、「えこひいきがある」(38人)、「ノルマ・仕事が多すぎる」(23人)、「聞くたびに指示が変わる」(22人)、「感情的に怒る上司・同僚がいる」(19人)と続きました。
また、理不尽なことがあったときにどう対応するのかを尋ねると、「我慢して受け流す」が252人と圧倒的に多いという結果になりました。一方、「上司・同僚に相談する」と答えた人は97人にとどまりました。
結果を受けて同社は、「『理不尽な扱いは受け流す』という意見が多かったものの、理不尽な扱いをまったく気にしないのは、実際には難しいものです。身近に相談できる相手がいるなら、ひとりで抱え込まず早めに相談しましょう」とコメントしています。