伊藤沙莉さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)の「虎に翼」に、人気音楽グループ「BE:FIRST」のメンバーでもある三山凌輝(みやま・りょうき)さんが出演している。
演じるキャラクターは、主人公・寅子の弟の直明役。これまでは子役が演じていたが、第9週から三山さんが引き継いで演じる。
BE:FIRSTのメンバーになる前から、俳優として活躍してきた三山さんにとって今回が初めての朝ドラ出演。プロフィールや経歴、代表作など、知っておきたい情報をまとめた。
「HiGH&LOW」シリーズにも出演。英語でMCも
三山凌輝さんは、1999年4月26日生まれの25歳で、愛知県出身。
2021年に朝の情報番組「スッキリ」などで放送されたオーディション「THE FIRST」を経て7人組の男性グループ「BE:FIRST」のRYOKIとしてデビューした三山さんだが、それ以前からドラマ「ダメな私に恋してください」(2016年)に出演するなど、俳優としても活動してきた。
近年では、注目の俳優が勢揃いする人気アクションシリーズ「HiGH&LOW」に仲間入りし、「HiGH&LOW THE WORST X」で天下井公平役を演じ話題を呼んだ。そのほか、NHKドラマ「生理のおじさんとその娘」などにも出演した。
3歳からインターナショナルスクールに通い、小学生の頃はアメリカとオーストラリアを行き来していたといい、BE:FIRSTのライブなどでは英語で話すこともある。
「AERA」や「サンデー毎日」などの雑誌では、単独表紙を飾ったこともある。
「虎に翼」では寅子の弟役。直明は「家計を支えるため自分を犠牲に」
朝ドラ「虎に翼」は、日本で女性として初めて弁護士になった猪爪寅子(いのつめ・ともこ。「とらこ、とらちゃん」などと呼ばれることも)が主人公。のちに裁判官となり、女性や子どもたちの権利擁護に尽力する。寅子のモデルは、日本で女性として初めて弁護士・判事・裁判所所長になった三淵嘉子(みぶち・よしこ)さんだ。
三山さんが演じるのは、寅子の弟である直明(なおあき)。岡山の学校に通うため、猪爪家を出て寄宿舎で生活していたが、第二次世界大戦の終戦後に、寅子たち家族と再会する。
公式サイトによると、直明は、純粋な性格で家族想いである一方で、「責任感が強く、家計を支えるため自分を犠牲にしようとするような一面も」あるという。
朝ドラでは、主人公の家族のエピソードが丁寧に描かれることも多く、三山さんの活躍にも期待の声が多数寄せられている。三山さんは初の朝ドラ出演にあたり、「役者としての1つの大きな目標でしたので心から感激し、同時に身が引き締まる思い」だとコメントしている。