「消しゴムあけたら、おじさんが住んでいた」ジオラマ職人が作り出す“リアルアリエッティ“な世界観が話題に

「消しゴムの中にもし人が住んでいたら…?」

消しゴムを使ったミニチュア作品の動画が4月28日、Xに投稿され、話題になっています。

写真を投稿したのは、ジオラマ小物や水彩色鉛筆画等を作っているかめを「工務店」(@kamewo5)さん。「最近やけに物が無くなるので、消しゴム開けたら、おじさんが住んでました」というコメントとともに、消しゴムを使ったミニチュア作品の動画を投稿。この投稿は1.4万回以上「いいね!」され、大きな反響を呼びました。

ハフポスト日本版がかめを工務店さんに、作品のテーマについて聞いたところ、「『望郷』です」と明かします。

続けて「よく見ると暖炉の上には家族写真が飾られています。自分よりも大きなモノが溢れる世界で、一人で暮らすおじさんの支えは家族です。写真を見ながら遠い昔に思いを馳せる、そんな穏やかな時間を消しゴムの中で感じていただければ嬉しく思います」と説明します。

ミニチュア作品を作り始めたきっかけについて「ジオラマ作りは1つ1つのパーツが小さく、物が見つからない事がよくあります。無くなったかと思ったら、見当違いのところからみつかったりするので、『これは、この部屋に誰かいるな』と思いました」と説明。

「自分がその誰かなら、隠れやすくて家の建設がしやすい場所を探すと思い、加工のしやすい、消しゴムを選びました。“おじさん“なのは、同居するなら“おじさん“がいいと思ったからです(笑)」と解説します。

また「コロナ禍で在宅時間が増えた事がきっかけです。ジオラマ制作は敷居が高いと手が出せずにいたのですが、これを機にチャレンジしてみました。日に日に制作の幅が広がっていくのを感じています。息絶えるまで続けていきたいです(笑)」とも明かしました。

投稿には「芸術ですね☺️」「おじさんが消しゴムに住んでいるなんて、ちょっと不思議で面白いエピソードだね!」「アリエッティぃいいい!」という反応が寄せられました。

かめを工務店さんは、そうした反響に対して「驚いています。日頃からお世話になっているフォロワー様や、応援していただいた皆様には、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございます」と感謝を述べました。

また、「コロナ禍から始めたジオラマ作りですが、SNSで出会った方々がいなければ、ここまで続けられてません。断言できます(笑)」と話します。

「『夢が一つ叶ったなぁ』と。作品で万バズする事は目標のひとつでしたので。スクロールする度に数字が増えていくので、当日は寝不足でした(笑)深夜0:13に喜びの雄叫びをあげたことを、私はずっと忘れないと思います」ともコメントしています。

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