今シーズンからドジャースに移籍してプレーしている大谷翔平選手。日本時間の5月6日に本拠地で行われたブレーブス戦に「2番DH」で出場すると、9・10号と2本のホームランを放ち、ナショナルリーグの本塁打王争いでトップタイとなった。
打者専念でプレーする2024年のシーズン。本塁打数も10本に到達し、ヒットも量産するなど打撃好調で、2年連続での本塁打王のタイトル獲得にも期待がかかる。これまでの10本のホームランを改めて振り返る。
ここまでの10本の本塁打、全て見せます
第1号。開幕から40打席ノーアーチと序盤はホームランが出なかった大谷選手。記念すべき移籍第1号は日本時間4月4日のジャイアンツ戦だった。ホームイン後にベンチに戻ると、大量のひまわりの種で祝福されたシーンも印象的だった。
実況も大興奮の1本は、ライトスタンドに放り込む挨拶がわりの1発だった。
第2号、第3号はともにビジターでの1発となった。
第4号。記念すべき1発は本拠地で飛び出した。日本時間4月13日のパドレス戦に「2番DH」で出場すると、1回の第1打席で左中間へ第4号ホームランを放った。
メジャー通算175本塁打となり、ヤンキースやエンゼルスなどで活躍した松井秀喜さんの「日本人メジャー最多本塁打記録」に並んだ。
第5号で松井さんの記録を更新し、第6号は驚くほどの打球速度で弾丸ライナーでライトスタンドに運ぶ1発。実況は「Absolutely Rocket(明らかにロケットのような弾丸ライナーだ)」と描写した。
第7号では、ドジャースのロバーツ監督の持つ「ドジャースの日本生まれの選手の最多本塁打記録」に並んだ。この際のトロントでの試合では、FA移籍でブルージェイズも最終候補に残っていたとされ、敵地のファンから毎打席ブーイングを浴びる中での1発だったという。
第8号ホームランでは並んでいたロバーツ監督の記録を更新した。
そして5月6日、本拠地でのブレーブス戦に「2番DH」で出場すると、9・10号と2本のホームランでナショナルリーグの本塁打王争いでトップタイに並んだ。
ゴールデンウィークの最終日だったことから、SNSでは「分かってらっしゃる」「よいGW最終日になった」などと数多くのコメントが寄せられた。
2023年シーズン、エンゼルスに所属していた大谷選手は本塁打44本でアメリカンリーグの本塁打王のタイトルを獲得。日本人選手初の偉業だった。
ドジャースに移籍し2024年はナショナルリーグで戦っている大谷選手。2年連続はもちろん、「異なるリーグで本塁打王」となれば、いずれも初の快挙。ファンの期待も膨らむばかりだ。