グローバル化がますます進み、海外企業とのやりとりや、外国ルーツの人と接する機会が増え、「英語力を伸ばしたい」という人も多いのではないだろうか。
英会話サービスの事業を展開する「NOVA ランゲージカンパニー」は2、3月、サービスを利用している生徒を対象に英語学習に関するアンケートを実施。598人から回答を得て、結果を4月24日に発表した。
英会話のスキルを高めるために、多くの人が実践している方法は何だろうか? 逆に、あまり効果を感じられなかった勉強方法とは。
ランキング形式で結果を見ていこう。
あまり効果のなかった勉強方法は?
「あまり効果のなかった勉強方法」を尋ねたところ、以下の結果になった。
第5位:文法にこだわる 29 票
第4位:参考書・問題集などの自己学習 35 票
第3位:聞き流し/リスニングのみ 42 票
第2位:英単語の丸暗記 56 票
第1位:特になし 61 票
「英単語の丸暗記」がワースト2位との結果に。「単語を単体で覚えるとすぐに意味を忘れる」「機械的に単語を覚えたとしても、シチュエーションを考えたり、文章の中で覚えたりしないと、実際に使えないことがありました」といった声に、共感する人も多いのではないだろうか。
一方で、1位は「特になし」だった。「どれもそれなりの効果はあったように感じている」「効果がないものなんてない、やるだけ良い!」など、前向きなコメントが寄せられた。
最も英会話力が伸びた方法は?
それでは、多くの人が英会話力アップの効果を感じた勉強法は何なのだろうか?
第4位:マンツーマンレッスンを受ける 23 票
4位は二つの回答が同じ票数で並んだ。一つ目は、1対1のレッスンを受講することだった。
「なるべく同じインストラクターでマンツーマンを受ける」「マンツーマンで自分の関心のあるトピックスで授業をしてもらう。自分の世界が深まりながら、英語も自然に向上!」など、自分なりに工夫して受けているというコメントが寄せられた。
第4位:オンライン授業で繰り返し学習 23 票
同じく4位に、オンラインの講座を反復して活用する方法がランクイン。
「自分の興味がある配信を好きな時に視聴する」「3年半毎日参加して上達しました。留学している気分です」など、やはり継続が力になっているようだ。
第3位:リスニングを繰り返す、ひたすら聴く 24 票
英語を何度も聴いて耳を慣れさせるという、リスニング力の向上が3位に選ばれた。
「英語の音声をひたすら聴く。聴きながら訳し、どうしても分からなければ和訳を読んだりして理解する」といった、自分に合った方法を取り入れていることがうかがえるコメントもあった。
第2位:ネイティブととにかく(ひたすら)話す 33 票
語学力アップにとって大事なのは、やはり会話をすることのようだ。
「とにかくネイティブと会話することが最も有効!」「ネイティブスピーカーと直接話して、間違えたり恥をかいたりすると忘れない」など、英語話者とのコミュニケーションに効果を感じる声が多くあがった。
第1位:レッスンの予習復習をする 38 票
最も票が集まった方法は、「レッスンの予習復習」だった。
「レッスンのあとにフレーズの意味や発音、リスニングを再度復習したときが一番伸びる」「レッスンで聞き取れなかったり、意味がわからなかったりした言葉をその日のうちに復習すること」など、不明点や誤りを振り返ることの需要性を実感している人が多かった。