アメリカ・ニューヨーク州バッファローで4月12日、12歳だった4年前に行方がわからなくなった子どもの遺体が屋根裏部屋で発見された。警察は、殺人事件として捜査している。
地元テレビ局WGRZによると、ジェイレン・グリフィンさんは、2020年8月4日に近所の店に買い物に出かけた後に行方がわからなくなった。
グリフィンさんの遺体は12日朝、自宅から約5マイル(約8キロメートル)離れたアパートの屋根裏部屋で見つかった。
アパートでメンテナンスをしていた作業員が遺体を発見し、バッファロー警察に通報したという。
グリフィンさんの母親ジョアン・ポンゾさんは2023年9月に亡くなった。
地域の人々とグリフィンさんを捜し続けていたティム・ニューカーク牧師は、「息子を捜すのをやめないでほしいと死に際に頼まれた」と地元テレビ局WIVBに話している。
バッファロー警察は、歯の診療記録から遺体をグリフィンさんと断定したと発表。ジョセフ・グラマリア警察本部長は「遺体の状態から、かなり長期間屋根裏部屋に置かれていたと見られる」と4月15日に開かれた記者会見で語った。
遺体が発見された12日は、グリフィンさんの16歳の誕生日の1週間前だった。
グリフィンさんの祖母であるシャーリー・バンクスさんは、孫は家出したわけではなく、どうやって遺体発見現場のアパートに行ったのかわからないと地元テレビ局WKBWに語っている。
「自分で行けるわけがありません。誰かが連れて行ったのでしょう。あそこには知り合いはいませんから」
近隣住民は、アパートは様々な住人が入退去を繰り返しており、警察も何度も訪れていたとWIVBに話している。
グリフィンさんの行方がわからなくなった後、家族は別の悲劇にも見舞われてきた。WGRZによると、行方不明になってから3カ月後に、兄弟のジャワンさんが自宅前で射殺された。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。
【あわせて読む✏️】