兵庫県姫路市で撮影された一枚の画像がXに投稿され、「異世界転生しているみたい」と注目されています。
投稿したのは、写真家・こに(Ryo Konishi)さん(@Konigraphy)。普段は大阪を拠点に「その場所でしか見られない絶景」を求めて活動しています。
4月14日、「姫路で立ち寄ったローソン、異世界転生してて二度見した」というコメントとともに、兵庫県姫路市にある太陽公園の白鳥城を背景にローソンを写した写真をXに投稿。レトロな城と近代的なコンビニのギャップが瞬く間に話題になり、3.8万リポスト、30万いいねを獲得しました。
コメント欄では「合成じゃなくて本物!?」「日本にこんな場所があるのですか!知らなかった」「異世界でコンビニ系の実写化作品ができそう」「新名所誕生ですね」「なぜかマッチしてて不思議」と大きな反響を呼んでいます。さらには「自分の家族が経営しているローソン出てきてびっくり」と、写真に写っているコンビニの経営者の親族を名乗る人からもコメントが寄せられました。
撮影の経緯についてハフポスト日本版が聞いたところ、「当時住んでいた鳥取への帰り道、休憩で立ち寄ったローソンで発見した」とのこと。
コンビニというありふれた日常の光景と、非日常感を醸し出す白鳥城の組み合わせが違和感と面白さに満ち溢れていて、思わずシャッターを切ったそうです。
ほかにも、「ローソンを訪れる方々は何も気にする素振りもなく、普通に買い物をして帰っていく姿がさらなるギャップを生み出していて面白かったです」と説明しています。
撮影時のポイントとしては「上と下をローソンの屋根部分で区切ること」で、2枚の写真を組み合わせたかのような、上下で全く異なる景色にみえる不思議な一枚になるそう。
また、「日常を感じさせる要素を加える」点を意識したとのこと。自転車と車を入れることで、城が持つ非日常感とのコントラストを強めて、強い違和感を生み出すことに成功したそうです。
今回の反響受けて、「私自身が感じた驚きを同じように感じていただけたこと、また異世界ローソンを題材に、皆さんが様々な想像を膨らませていたことが楽しく、撮影して良かったです。太陽公園の知名度向上に、少しでも貢献できて嬉しい」と語っていました。