テスラCEOでビリオネアのイーロン・マスク氏が、自身の3歳の子を装った匿名アカウントをソーシャルメディアのXで使っていたことを裁判で認めた。
マスク氏が匿名アカウントの使用を認めたのは3月27日に開かれた名誉毀損訴訟の審理で、宣誓供述書が4月8日に公開された
この訴訟でマスク氏は、「ネオナチを装った連邦捜査官だという虚偽情報を拡散させた」として、22歳のベン・ブロディ氏から名誉毀損で訴えられている。
3月27日の審理では、マスク氏の証言中に原告側弁護士が「Elon Test / @ErmnMusk」というXのアカウントを提示して、同氏のものかどうかを尋ねた。
マスク氏は、自身のものだと認めた一方で「このアカウントを使用しているわけではない。テストに使っただけだ」と述べている。
マスクは証言の後半でも、「私はこのアカウントをテスト用として短期間使用した」と、同様の主張を繰り返している。
マスク氏は、このアカウントを著名人への返信などでも使っていた。
2022年11月には、マイクロストラテジー会長でビットコインプロモーターのマイケル・セイラー氏に「日本人の女の子は好きか」と尋ねた。
Airbnbのブライアン・チェスキーCEOには、「自分もナイトクラブに行ける年齢だったらよかったのに。とても楽しそう」などのコメントをしている。
また、2023年4月には「5月4日についに3歳になる!」と書き込んだ。マスク氏とグライムス氏の息子のX Æ A-12さんは2020年5月4日生まれだ。
宣誓供述書によると、原告側のマーク・バンクストン弁護士は、「マスク氏は裁判所の発信者情報開示命令が出た2023年2月にアカウントを削除した」と主張している。
アカウントは裁判が開かれた3月27日に復活しており、それ以前の投稿はアーカイブサイトで見ることができる。
ハフポストUS版はマスク氏の弁護士にコメントを求めているが、これまでに回答はない。
ハフポストUS版の記事を翻訳しました。