今やあらゆる場所で見る「Wi-Fi」(ワイファイ)の文字。
ワイヤレス(無線)でスマホやPCなどをインターネットに繋げる便利な技術だ。
でも、それぞれの文字が何を意味するかを知っている人は少ないだろう。
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TikTokでさまざまな豆知識を紹介する「That’s Pretty Cool」によると、「Wi-Fiは何かの略語ではない」という。
「ただ響きがクールだってだけで、実は何の意味もない」としている。
Wi-Fiは「wireless fidelity(忠実度の高い無線)」の略と考えられがちだが、「意味を持たせないとまずい」と後付けされたものなのだとか。
Wi-Fiアライアンスの創設メンバーで、Wi-Fiの名称選定を主導したフィル・ベランジャー氏も「Wi-fiは何の略語でも頭文字語でもない。何の意味もないんだ」と述べている。
ベランジャー氏は「通信規格の『IEEE 802.11b』よりもキャッチーな名前が必要だった」と述べ、Wi-Fiの名前とロゴは、「インターブランド」という会社が作ったと話した。
また、「wireless fidelityというキャッチフレーズを耳にする唯一の理由は、グループの何人かの同僚がブランディングやマーケティングを理解しておらず、意味を持たせたかったから」だと説明した。
そうした思いから妥協し、Wi-Fiはしばらくの間「Wi-Fi, the standard for wireless fidelity(Wi-Fiは忠実度の高い無線の基準)」というスローガンを使っていたというが、それは人々を混乱させただけだったという。
TikTok動画には、「ずっとwireless fibre internetの略だと思ってた!」「ワイヤレスが登場して、Wi-Fiって呼ばれてたけど意味が分からなくて嫌だった。でもそのまま残ったね」などの声が寄せられた。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。