世界ではその国ならではで、ユニークな祭りが開催されています。日本では味わえない規模感のものもあり、祭りを通して異文化を体験したいという人も多いはず。
阪急交通社が3月21日、行ってみたい海外の祭りについてアンケート調査の結果を発表しました。アンケートはオンラインで、1月26〜31日に全国の607人(20歳以上)を対象に行われました。
一体、どこの国のどのような祭りがランクインしているのでしょうか。
行ってみたい海外の祭りランキング
10位 花パレード(オランダ) 5.7%
オランダで毎年4月に1日だけ開催される「花パレード」。チューリップやヒアシンスなどで春を彩る花で飾られた色とりどりの山車が、1日かけて約40kmの道中を進みます。
9位 サン・フェルミン祭/牛追い祭り(スペイン) 5.9%
スペイン3大祭りのひとつの「サン・フェルミン祭」。牛を闘牛場まで移動させるために、白色の服を着て、赤いスカーフを巻いた参加者たちが牛を挑発しながら街中を走り抜けます。パンプローナという街で毎年7月6日から7月14日に開かれる祭りで、牛追いだけでなく、巨大人形のパレードなども見ることができます。
同率7位 死者の日(メキシコ) 7.2%
メキシコで毎年11月1、2日に祝われる「死者の日」。この日は、死者の魂が戻ってくると信じられていて、街のあちこちにオフレンダと呼ばれる祭壇が飾られます。スパイアクション映画『007 スペクター』やアニメ映画『リメンバー・ミー』で死者の日が取り上げられたことをきっかけに、この祭りを知った人も多いのではないでしょうか。
同率7位 ミリタリータトゥー(イギリス) 7.2%
イギリス・スコットランドのエディンバラ城に毎年8月、世界各国の軍楽隊が集まってパレードなどを披露する「ミリタリータトゥー」。伝統衣装のキルトを身にまとった軍楽隊によるバグパイプを鳴らしながらのパフォーマンスは圧巻です。
6位 ランタン祭り(ベトナム) 9.4%
世界遺産にも登録されているベトナム・ホイアンで、毎月旧暦の14日に開かれるランタン祭り。街中の照明が落とされ、ランタンの灯りによる幻想的な雰囲気が訪れた人たちを包み込みます。
5位 オレンジ祭り(イタリア) 11.4%
毎年2月ごろに数日かけて行われ、「Battaglia delle arance」という祭りの名前には「オレンジの戦い」を意味します。1200年頃にあった領主と市民の戦いを伝える祭りとされ、参加者はチームに分かれてオレンジを投げ合います。
4位 台湾ランタンフェスティバル(台湾) 11.6%
毎年2月から3月ごろに1カ月ほどかけて行われる台湾ランタンフェスティバル。台湾の旧正月を祝う祭りで、年ごとに開催地やテーマが変わります。「メインランタン」と呼ばれる巨大なランタンや、会場各地に飾られる無数のランタンが訪れた人たちの目を楽しませます。
3位 トマト祭り(スペイン) 12.4%
毎年8月の最終水曜日に開催される年1回の祭りです。トマトを投げ合い、全身トマトまみれになるため「トマト祭り」と呼ばれています。ケンカになった若者が相手にトマトを投げつけたことが起源になっているとも言われています。参加はチケット制になっています。
2位 ベネチアのカーニバル(イタリア) 15.5%
イタリア・ベネチアで毎年2月ごろに2週間ほど開催される仮装を楽しむ祭りで、観光客も華やかな衣装や仮面を身にまとって参加することができます。
1位 リオのカーニバル(ブラジル) 20.3%
ブラジル・リオデジャネイロで開かれる世界最大規模の芸術的な祭り「リオのカーニバル」。毎年2月から3月ごろに、1週間ほど開催されます。華やかな衣装を着たダンサーたちが陽気なサンバのリズムで踊り、パレードを繰り広げ、歌やダンスを競い合います。煌びやかで豪華な衣装をまとったダンサーから受ける熱気に、一度見たら一生忘れられない体験になるとも言われています。