国民生活センターが3月18日に公式Xを更新し、「不良灯油による石油暖房機器の故障や異常」について注意を呼びかけました。
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説明によると、不良灯油とは、保管方法を誤ることによって「太陽光や熱による変質、水や灯油以外の油やごみ等の混入など」が生じた灯油のこと。
不良灯油を石油暖房機器などに使用した場合、機器が動作不良を引き起こし、故障や消火不能に陥る可能性があるといいます。
実際に、2008~2013年度の約5年間に灯油に関連すると思われる危害・危険事例が、PIO-NETに123件寄せられています。具体的には「去年の灯油を使用したら火が消えなくなった」、「ストーブをつけた途端、煙が出てのどが痛くなった」などの事例がありました。
不良灯油によるトラブルを防ぐには
国民生活センターは、このような事故を防ぐため、次のポイントを紹介しています。
・石油暖房機器に不良灯油は絶対に使用しない(少量であっても、緊急消火ができなくなること、点火不良に伴う発煙が生じるため)
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・石油暖房機器の使用中に点火・消火不良、発煙などが発生した時は、取扱説明書に記載された方法に従って、不良灯油の確認を行う。
・灯油は灯油専用容器に入れ、屋根のある場所で日光や雨が当たらないように保管する。
・シーズン後に石油暖房機器を片付ける時は、内部の灯油を抜いて保管する。
・シーズンが終わったら、灯油を来シーズンに持ち越さない。
・灯油を廃棄する際は、購入した石油販売店などに相談する。
灯油や暖房機器を適切に扱って、事故や故障を防ぎましょう。