アメリカ大統領選挙に共和党から立候補しているドナルド・トランプ氏が3月16日、南部国境を越えて同国に来る移民について「動物」「人間とは呼べない」と中傷した。
トランプ氏はオハイオ州で行われた選挙集会で、「移民による犯罪が蔓延しており、他の国の指導者たちがギャングのメンバーや受刑者などをアメリカ南部国境に送り込んで、自国の収監者を減らしている」という根拠なき主張を展開。
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自らが犯罪者だと主張する移民について「彼らを『人間』と呼んでいいのかわからない時がある。私の考えでは、彼らは人ではない」と述べた。
さらに「しかし、それを言うことは許されない。極左がひどいと言うからだ」とも語った。
トランプ氏はその後も演説で、「動物」や「悪人」という言葉を使い、移民への中傷を続けた。
トランプ氏は、移民により犯罪が増加しているという主張を繰り返しているが、2018年に学術誌『犯罪学』に掲載された分析を含む様々な研究から、滞在許可証を持たない移民が暴力を増加させていないことがわかっている。
しかし、トランプ氏は17日に出演したFOXニュースでも、移民によって「国が毒されている」という主張を展開して恐怖を後った。
「いい人になって『政治的に正しい』と言うこともできる。しかし、刑務所や拘置所からやってくる人々、長期刑の殺人者、ほとんどの人が聞いたこともないような国の拘置所で一生を過ごすような刑に処された人々が来ている。そういった人間が、我々の国に釈放されているのだ」
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ハフポストUS版の記事を翻訳しました。