【あわせて読みたい】初任給6万円以上アップで30万円の企業も。これでも安い?売り手市場で続々引き上げ
学生が内定を得やすい「売り手市場」が続く新卒採用。優秀な働き手を採用しようと、多くの企業が初任給の引き上げなどをおこなっています。給料と並び、就職する際の判断材料になるのが育休や家賃補助などの「福利厚生の良さ」です。
実際、人材サービス「RECCOO」が運営するZ世代に特化したリサーチサービス「サークルアップ」が実施した調査によると、8割以上の大学生が「福利厚生が充実している企業」に魅力を感じていることがわかりました。
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詳しく見てみましょう。
給料、福利厚生、どっちが魅力的?
調査は3月4日に行われ、大学1〜4年生の200人(男性100人、女性100人)が回答しました。
まず、「給与は平均程度の金額だが、福利厚生が充実している企業」と「福利厚生はほとんどないが、給与が平均よりも少し高い企業」のどちらが魅力的かと聞いたところ、男性は87%、女性は83%がそれぞれ前者と回答しました。
働き方改革という言葉が世の中に浸透しつつある現代、多くの大学生が給料よりも福利厚生を重視していると言えそうです。
また、魅力的に感じる福利厚生を尋ねたところ、男性は「家賃補助」、「食費」、「交通費」、「働き方」「健康」(同率)の順で多く、女性は「交通費」、「働き方」、「家賃補助」、「子育て・介護」の順で多いという結果になりました。
男女ともに、家賃補助や交通費を魅力的に感じているようです。ただ、女性は「子育て・介護」を上位に挙げていますが、男性は下から3番目。育児や介護の負担が女性に偏っている問題について、改めて考えさせられる結果ともいえそうです。
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