私たちが日々使っている外来語やカタカナ語。すっかり定着した言葉もあれば、実はよく分からずに使っているという単語もあるでしょう。
外来語を他の言葉で言い換えたいときは、国立国語研究所の「外来語言い換え提案」が参考になります。
「外来語言い換え提案」は、公共の場などで使われる少し分かりにくい外来語について、言葉遣いを工夫して分かりやすい言い換えを提案するもの。国立国語研究所の外来語委員会が2003〜2006年、計4回発表し、一覧にまとめました。
20年前の提案なので、一覧の中には、現在は定着している外来語もあるかもしれません。
「コンテンツ」。この言葉の意味や、「日本語」で言い換えたら何というか知っていますか?
それでは見ていきましょう。
♢言い換え語
情報内容
♢用例
インターネットの急速な普及など情報伝達手段が多様化する中,情報提供会社はこれまで以上にの質と量を求められている。
♢意味説明
電子媒体を通してやりとりされる情報の内容
♢
手引きとして、従来は書物などの内容や目次を表す言葉として使われていたそうですが、コンピューターやインターネットの普及に伴い、1990年代半ばから電子媒体における情報の内容を表す言葉として広がったそう。
単に「内容」や「中身」と言い換える方が、文脈によっては分かりやすい場合もあるといいます。
放送によってもたらされる情報の内容は「番組」と言い換えることもできると説明しています。