自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件をめぐり、岸田文雄首相は2月28日、開催が先延ばしされていた衆院政治倫理審査会(政倫審)に自ら出席する考えを表明した。マスコミ各社が一斉に報じた。現役の首相が政倫審に出席するのは初めてのケースとなる。
岸田首相が首相官邸で「党総裁として自ら出席し、マスコミオープンのもとで説明責任を果たさせていただきたい」と記者団に語った。
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これを受けて、政倫審は29日と3月1日に、全面公開の形で開催されることが決まった。首相は29日に出席する。
政倫審をめぐっては、与野党で28、29日の開催で大筋合意していたが、審議を公開するかどうかで折り合わず、28日の開催が見送られていた。
首相の出席表明を受けて、出席の意向を示しながも審議公開に難色を示していた安倍派幹部ら5人も、一転して公開での審議を受け入れる意向を示したと報じられている。